「マインドマップから始めるソフトウェアテスト」を読んだ感想
今回はこの本を読んだので学んだことを書いていきます。
なぜ読んだか
マインドマップという方法を使ってテスト活動に活かせることが面白そうだったから。
学んだこと
マインドマップへの知見
- マインドマップの特徴は放射思考。
- マインドマップは考える作業。考えることで確認すべき点や記述漏れを発見できる。
- マインドマップを書くとき、他のブランチとレベルを合わせようとしてスピードを遅くするするよりも、スピードに乗ってとりあえず書くほうが大事。
- マインドマップは中間成果物くらいの位置づけで良い。
仕様転機法(Copy&Paste&Modify)の問題点
仕様転記法=仕様書に書かれている言葉を裏返して、それをテストケース表に書き写すこと。
この方法の問題点は、テストケースが仕様書の質に依存してしまうこと。仕様書の質が悪いと本来テストすべき項目が漏れてしまう。また、コピペしたテストケースが妥当である判断が無い単純作業となってしまう。
仕様転記法ではなく、本来すべきテストを行うためには仕様書を深く読み込むこと、仕様書の行間を読む行為が求められる。この作業をがマインドマップで実現できる。
感想
マインドマップは自己分析くらいにしか使ったことがなかったので、業務でも使えることを知れたのは大きかったです。
テスト活動ではないですが、早速業務でマインドマップを使ってみました。要件定義〜基本設計くらいのところで作ってみたのですが、わからないことや考慮すべきことが次から次へ思いつくのがいいですね。ブランチからどんどん派生することで、「なんでそれを考えたんだっけ?」がすぐにわかることも良かったです。
ソフトウェアテストについても初心者に向けてわかりやすく書いている本でした。テストの作業工程を概要レベルで改めて認識できました。
テスト活動で成果物を作るための必要な過程を本のサンプル(負荷テストなど)を通して知れたのが良かったです。特に仕様分析、テスト計画、テスト実装はなんとなくやっている部分があるので、何を考えるべきかヒントを得ることができました。
この本はテスト活動の詳細はスコープ外なので、それについては今後JSTQB等別の学習も通して身につけていきます!