徒然なるままに

学習メモがメインです

ふりかえりガイドブックを読んでの一人ふりかえり

この本を読み終わったので学んだことを記載していきます📝

なぜ読んだか

ふりかえりを実践することでチームの力を底上げできるのでは??と考えたためです。現状よりもより良くするために「前へ進むことへの支援」に関心がありました。
特にふりかえりを実践することで期待していることは以下です。

  • 良いところを見つけたい。
  • 悪いところは改善していくための雰囲気をつくりたい。

ふりかえりの手法やマインドセットなど、幅広いふりかえりに関する知識を学べそう!と思い読んでみました。

まなんだこと

立ち止まることの意味

ふりかえりで「立ち止まる」という観点は今までありませんでした。「立ち止まる」ってなると「いやそんなことしてる暇ないよ」とか「もっとやるべきことがある」となりがちでした。

  • 立ち止まることで問題に対して視野が広くなり落ち着いて対処できること
  • 定期的にふりかえりを実践することで強制的に立ち止まること

これらはたしかに...と思いました。立ち止まることで「何をしてきたんだっけ?」「何が良くて何が悪かったんだっけ?」を分析することで、「成長した実感」や「成長するために何が必要なのか」も共有できるのかなと思っています。

ふりかえりのふりかえり

これも観点として今まで持っていないものでした。ふりかえりそのものをカイゼンしてチームの目的に合うものにしないと、たしかにふりかえりもやらなくなりますね。なのでふりかえり自体のふりかえりでふりかえりを継続的に行うことでチームを成長できるようにしていきたいです。

「問題vs私達」の構造にできること

個人的にも問題に対して人同士で対立しても意味があまりないと考えています。それは、人同士が対立している暇があったら、いま問題となっている原因/現象についてどうやって良くするかを考えたい気持ちでいっぱいです。
ふりかえりで問題を共有するときに、ホワイトボードを使うことで「問題vs私達」の構造が生まれます。 その結果として問題を仮想敵としてみなして、人同士で団結して「どうやって良くするか」に着手できるのかな、と捉えています。

ふりかえりで思いや感情を共有しても良い

「仕事」となると客観的な事実だけを共有する必要があると思いがちなイメージがあり、感情を共有してはいけないと思っていました。しかしながら、ふりかえりにおいては「思いや感情」を共有して良いのだと学びました。

  • チームにとって重要な出来事、事実を思い出させることがある
  • 学びや気づきを促したり、チームでアクションを実行するモチベーションを高めたりできる
  • プラスの感情は新しいチャレンジを促しやすく、マイナスの感情はカイゼンに繋げるためのきっかけとなる

チームは人で構成されています。「感情」もその人自身にとっては事実と聞いたことがあり、人は「感情」を一つのものさしとして行動していくと考えています。なので上手く「感情」を共有してチームが成長できるようにしていきたいです。

プロセスを改善するとき、小さく変化することの重要性

やっぱり「どーーーーん!」と大きく変更して全ての問題を解決したくなる衝動に駆られるときもあります。変化が大きすぎると影響が大きくなるし、相手の心理的な障壁が上がってしまい、そもそも変化したくなくなる状態となってしまいがちだなーと思っています。

  • 大きな変更は上手く行かなかったときの影響が大きく、戻すことも困難になる。小さな変更であればすぐに戻せる
  • 問題をすべて解決しようとせず、どこか一か所でも良いので変化を起こせるアイデアを出すようにしてみる

特に共感した言葉はコレ↓です。

  • 「1%の変化を探し、1%だけどこかを変えてみる」

チームにとってももちろんですが、自分自身にとってもも少しでもいいから、1%でも進んでいこう!と前を向けるようになれる言葉だなと捉えています。

小さな変化を加えて大きく育てる。巷で言われているスモールスタートの意味がわかった気がします。チームが少しづつ変化し、「変化できてよかった」という共通認識をもてることで、プロセスを変えるための心理的な障壁を作らずにすむのかな、と今は思っています。
バタフライエフェクトを期待し、チームが成長していく過程で行ったことを思い出しつつ、やっていきたいです。

難しそうなところ

ふりかえりのマインドセットをチーム全員が持てればいいけど、なかなか難しそうな印象を持っています。持てるようなふりかえりをやっていっていくことが大事なのかな、と今は考えています。

おわりに

ふりかえりの本を読んだのでそれっぽいタイトルにしましたw
それはともかく、効果的なふりかえりの進め方を楽しく学べる最高の本でした✨ とくに「良いところをみつけよう」となっていることが好きでした。
今まではなんとなく場当たり的にふりかえりをやっていて、アクション全部やろうとかになってました。なんとなくやっているとアンチパターンというのすら気づかないので、効果的な進め方を知れて本当に良かったです!

効果的なふりかえりをやれるだけの勇気とモチベーションをもらったので、今はチーム内でふりかえりを実施できるタイミングを伺っています。そのときはこの本で学んだことを生かしてファシリテータをやってみます!ふりかえりをやってチームの力を底上げできるようにしていきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️