SIer(SES)から脱出した話 Part2.転職活動編
こんにちは。最近SIer(SES)⇨Webエンジニア?(自社勤務)として転職した者です。
この記事はSIer脱出を語る Advent Calendar 2019 18日目の記事です。
今回はPart1.新卒入社〜退職編からの続きになります。
教訓
今回も結論から書きます。転職活動を通しての教訓です。
一人(一社の)の転職エージェントに依存しすぎない
エージェントもビジネスなので、多少なりとも求職者の意思とは別に早く転職してもらうことを優先する部分はあります。良い転職になれるように、自身ができることはやってみましょう。例えば、担当者を変えてもらう/エージェントの企業を変えるといった選択肢も取ってみてはいかがでしょうか。良い転職となるようにできることはやってみましょう。
企業担当のエージェントと話そう
大手のエージェントサービスを提供している会社の場合、求職者の窓口としてのエージェント・企業の窓口としてのエージェントと役割が違う場合があります。求職者担当だけでなく、企業担当と話せるか確認してみましょう。企業担当の方が企業に対して多くの情報を持っています。使わない手はありません。
面接後は振り返ろう
面接で聞かれたことは記録ましょう。面接の場で記録することは難しいと思います。面接終わったらすぐ思い出してメモしましょう。メモすることで何を聞かれたか後で確認できます。メモする時、悪かった点だけでなく、良かった点も必ず考えましょう。
もし面接でうまく返答できなくても落ち込まないでください。過去を悔やんでも結果は変わりません。ですが未来は変わります。次はもっと上手く答えられるように"カイゼン"しましょう。話すのが苦手な人はとりあえずメモにアウトプットして言語化しよう
自分の考えを何でもいいのでアウトプットしてみましょう。手書きでもいいですし、メモアプリに記録するのでもいいでしょう。アウトプットすることで自分の考えを整理できて、頭に染み込みます。また、どんな考えを持っていたか後で見直しできて大事にしている考えを思い出すきっかけにもなります。
SIerから脱出するなら読むべき本
完全SIer脱出マニュアル
SIerならマニュアルに沿って行動しなければなりません。脱出する際のマニュアルがあれば安心です。
転職活動のHowToだけではなく、楽しく働くための考え方やエンジニアのキャリアについて記載されている良本です。 脱出したい人はムズムズして行動したくなると思うので、オススメです。
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転職活動について
転職活動期間
期間としては約5ヶ月程でした。転職活動の2ヶ月目くらいで前職を退職し、残りの3ヶ月を無職で転職活動しました。合計で50社くらい受けました。(カジュアル面談の申込のみ、選考申込のみを含みます)
転職活動の方法
Wantedlyとエージェント5社を使ってました。Wantedlyはカジュアル面談できて企業の人とフラットな立場で色々話せること、エージェントは日程調整が簡単、企業の情報を(多少)中立的な立場で紹介してもらえるのが良かったです。(余談ですが、エージェント2社からは一度連絡した後に二度と連絡が来ることはありませんでした)
転職活動に向けて行ってきた行動
業務だけだと得ることが少ないのでは?と思い、自分で行動した内容です。主に勉強会に参加しました。
- カンファレンス(デブスト2018)
- もくもく会
- キャリア系の勉強会
- サービス開発のLT会など
参加した当初は衝撃を受けたのを覚えています。kotlinとかreactとか聞いたことも無い技術だし、lambdaとかdockerとか何言ってるかわからなかったですね。自分が見ている世界が井の中の蛙といいますか狭い世界だったんだ...となっていました。 いろいろ勉強会は定期的に言ってました。何言っているかわかんないからとりあえず単語だけでも持ち帰ってやろうと思ってました。意味は後で調べて。今でもわかんない単語はそうしてます(笑)。
Progate
簡単な課題を通してコードを書けるのはすごく楽しいですね。成功体験も積めるので良いサービスです。Progate終わったらより難しい内容(チュートリアルの実施やアプリ開発)に取り組みましょう。
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賛否両論あるとは思いますが、個人的には良い教材でした。Railsだけではなく、gitの簡単な説明やXSS,CSRFの説明、ログイン機能、N対NのDB構造などWebに関する知識を一通り知ることができる点が良いと思います。
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転職活動の後半で見せれる形まで作りました。Railsチュートリアルを元にしてWebアプリをHerokuにホスティングしました。Heroku超簡単。
転職活動中での技術スキルセット
参考までに3年ちょっと務めた会社での経験記載します。SQLが一番得意です(最近書けてない)。
技術 | 経験とか思いとか |
---|---|
Java 6ヶ月 | Ver1.5なら実務経験あり。 |
COBOL 1年2ヶ月 | 忌むべき存在。日本語、ローマ字でコード書かれて混乱する。 |
PL/SQL 1年7ヶ月 | OracleDBで使える。SQLができれば簡単。 |
C# 10ヵ月 | 期間だけあるけどコード書いたのは100step以下。 |
VBA 3ヶ月 | Excel,Accessでの手作業の自動化。とにかく処理が遅い.。 |
PowerShell 1ヶ月 | batではできない処理作った。batより好き。 |
JavaScript(jQuery) 10ヶ月 | 業務だと期間だけあるけどコード書いたのは100step以下。あとはRoRのポートフォリオ作った時に多少触った。非同期処理ワカッテナイ。 |
Ruby(RubyonRails) 7ヶ月 | 個人で学習。progate, Railsチュートリアル, ポートフォリオ作成。 |
反省点
エージェントへの遠慮
SIerではなくWeb系企業への転職を目指していました。でも紹介されるのはSI系のSES企業ばかりでした。 自分のスキルセットが足りないからこんなもんか...と思って紹介してもらったし応募したくないけどSI系のSESに応募していました。でも応募して「やっぱ違うな」と矛盾した活動が多かったです。
ポートフォリオ完成の遅れ
前述した通り、転職活動の後半でWebアプリが見せれる状態になったので、転職活動としてはあまり使っていません。
遅れた理由として最初はReactいれよう!とかdockerからやるぞ!とか意気込んでいましたが、あれやこれや風呂敷が大きくしすぎて、逆にやる気をなくしたりしてました。 新しい技術を使えればもちろん良いのでしょうが、一旦は学んだ内容(今回であればRailsチュートリアルで学んだERb)でまずは動くことを目指すことも一つの手だと思います。
とりあえず動く形にして、”カイゼン”していくという考え方でも良いと思います。
まとめ
最後まで読んでいただいてありがとうございます!結局Part2もボリュームが変わらず笑。仕事が楽しめるようになったら、転職後の世界もいずれ書きたいですね。ですが、今回は一旦これで終わろうと思います。
これを読んでくれた人が楽しい仕事、楽しい人生を歩めることを願いながら筆を擱きます。